【体験談】常位胎盤早期剥離を経験し帝王切開で第一子を出産した話。症状と直前の様子について。

ひな
私は38週と2日の時、緊急帝王切開で息子を出産しました。

この出産は私の生き方を変えた出来事なので懐かしく振り返りつつも出産レポをしていきます。

はじめに断っておきますが、私は常位胎盤早期剥離 という母子ともに危険な状態での緊急帝王切開の出産でした。

出産の前日には妊婦健診も受けていましたし、異常はありませんでした。もちろん、それ以前も。

常位胎盤早期剥離は出産のイメージトレーニングとしてみてたドラマ、コウノドリに出てきていました。

とても怖い病気だな~くらいの認識。まさか自分が常位胎盤早期剥離になると思わずにいたので記録として残させてください。

また、出産を控えている妊婦さんに注意喚起として記事にしていますが不安に思われる方はご遠慮ください。

こんな方に読んで欲しい

  • 常位胎盤早期剥離を知らない方
  • 現在妊娠中の方
  • これから(もしくは将来)妊活を始める方
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常位胎盤早期剥離とは

まず、はじめに常位胎盤早期剥離についてお話しさせてください。

常位胎盤早期剥離とは、正常な位置に付着している胎盤が、分娩終了するより早い時期に剥がれてしまう病気。

妊娠中つねにはたらいているはずの胎盤が、胎児がお腹のなかにいる間に子宮から剥がれてしまうと、母体から胎児への酸素供給が閉ざされて、胎児の状態が急激に悪くなってしまいます。

程度によりますが、重症の場合は脳性麻痺や死に至ることもあります。また、母体にも悪影響を及ぼします。

一度、常位胎盤早期剥離を起こすと血液凝固因子が急速に消費され大量出血をきたすことがあります。

このように、常位胎盤早期剥離では緊急対応が必要となることが多いため、周産期合併症のなかでもとりわけ重要な疾患とされています。

症状

  • 腹痛:切迫早産や陣痛との見極め目が難しいこともあります。痛みは急に発症し、持続することが多い。
  • お腹の張り:板のように硬くなる。
  • 不正性器出血
  • 胎動が感じられない、感じづらい

原因

はっきりとした原因は分かっていない ため、現時点では確実な予防・発見方法は存在しません。

しかし、常位胎盤早期剥離発症のリスク因子としては、以下のものが知られています。

  • 過去に常位胎盤早期剥離を起こしたことがある
  • 喫煙
  • 妊娠高血圧症候群
  • 切迫早産
  • お腹に対する外傷

ちなみに私はどれにも当てはまらず、産後に胎盤を病理検査へ回しましたが結果として原因不明の常位胎盤早期剥離と診断されました。

常位胎盤早期剥離は、上記のようなリスク因子がなくても発症することがあるため、妊娠期間中には誰もが注意すべきものといえます。

常位胎盤早期剥離になったら

常位胎盤早期剥離は、胎児・母体の両方にとって危機的状況になる可能性の高い疾患 です。

そのため、治療の原則は、可能な限り速やかに分娩を行うこと とされています。短時間のうちに経腟分娩が可能と判断される場合は、経腟での分娩を試みることもありますが、多くの場合は緊急帝王切開術で分娩を行います。

大量出血を伴う常位胎盤早期剥離では、母体が出血性ショック状態に陥ることがあります。そのため、輸液や輸血も必要になります。

以上のことはMedicalNoteより引用。

常位胎盤早期剥離を経験した出産レポ

時系列は11月23日から始まっています。

出産前日

午後3時:母と祖母とともに買い物へ。なんとなくお腹が張りやすい気がする。

夕方には帰宅、歩き疲れたので子どものための編み物をしていると生理痛のような弱い痛みが出てくる。前駆陣痛がきた!と思い、気にせず編み物に没頭する

午後10時:夫が帰宅。お腹がずっと張ってるような感じになってくるので夫に相談。

今すぐ病院行け!と夫は言うが、お腹の張りはあるものの弱い生理痛のような痛みだけだったので「これが前駆陣痛なのかも?」と思いお風呂に入る。

お風呂に入っていると痛みがだんだん強くなってくる。このときまだ胎動はあり。

午後11時:お風呂から出た後トイレに行き便座に座った瞬間破水。羊水に混じり大量の鮮血が流れ出す。

破水が起きた途端、お腹の痛みが急激に強くなりお腹も板のようにガチガチに張ってきたので急いで病院に電話。

入院セットをもって今すぐ来てくださいといわれ、車で病院へ向かう。

病院に到着

午後11時半:病院に到着。ナプキンをしてスウェットを履いてたけどそれでも歩けば病院の床に血が流れるくらい出血が止まらない。

先生が到着し内診のたびに滝のように血が流れ、だんだんと血の気が引き意識が遠のく感じがして来る。急いでNSTをつけエコー開始。

陣痛が来ていて羊水がほとんど出ていることにより赤ちゃんが苦しんでいる。エコーで胎盤に異常は確認できないが状況からして常位胎盤早期剥離だろうと診断を受ける。

このとき、耐えられないくらいの痛み(本陣痛)とだんだんと胎動が感じられなくなる。

私の出血多量により血圧低下といつ完全に胎盤がはがれてしまってもおかしくない状態。

母子ともに危険とのことで緊急帝王切開。

午後11時55分:緊急帝王切開について説明している余裕がないので先生指示の元、必要な書類に目を通す暇もなく夫が全てサインをし手術準備。

相変わらず胎動はないがエコーから心音がかすかに聞こえるがだんだん弱くなってきているのを感じる。

このあたりからあまり意識なく「死にたくない。」「主人とまだ一緒にいたい。」「一目で良いから赤ちゃんに会いたい。」そんなことばかり考えながら手術室に運ばれる。

オペ開始。麻酔の脊髄注射も痛いはずが意識が朦朧とする中何も感じず、「赤ちゃん優先でお願いします」とだけ執刀医に伝える。両方助けるから!とキレ気味に返され手術開始。

11月24日 1:27 第一子出産

手術開始からわずか1時間半で元気な産声を上げてくれた息子。おなかから取り出した瞬間、とても大きな声で泣いてくれました。

息子の簡単な処置が終わってから顔を見せてもらってほおずりをしてくれて少しふれあった後、息子は小児科の別の処置室に運ぶためここでお別れ。

ほとんど意識が遠のきかけてる中聞こえて来た産声に涙が止まらなくて「私も生きたい。3人で一緒にいたい。」とずっと泣いてました。

ここからはママのお腹を縫うよ!と先生に声かけられたところで安心したのか意識が飛びました。

気がつくと手術台の上でほとんど片付け終わり無事に終わったんだなーと思う反面、下半身に麻酔が効いているため首しか動かせませんでした。

後から知りましたが極度の脱水と貧血により手が震え、全身に力が入らない状態だったそう。

そのまま手術室を出たところで夫と再会。本当に良かったお疲れ様と一緒に泣きました。

4時過ぎに息子の処置が終わり、初めて家族3人での対面。初めての抱っこは夫にお願いしました!

その後は麻酔が効きすぎたのか30時間以上、下身体が動かず39度の熱が丸2日出ましたがその後の入院中は驚かれるくらい元気でした!

妊婦さん、これから妊娠を考えている方に伝えたいこと

主治医との回診で教えてもらったことは、母子ともにいつ亡くなってもおかしくない状態だったということ。息子も私も後遺症など何も残らなかったことが奇跡であることを淡々と話していただきました。

私が最初の違和感の時に病院に電話すらしなかったことは本当に危険なことでした。批難されても仕方のないことだというのは今となっては承知しています。

でもなぜ私が電話することすら嫌がったのかというと、前日の22日妊婦健診に行ったばかりでした。その日はたまたま胎盤まで細かくエコーを見てもらい順調との太鼓判を押してもらったばかりだったから。

それだけではなく、1番の理由は、妊娠初期のころ子宮がとても痛くて緊急で診察してもらった事があります。そのとき結局原因は分からずでとりあえずカロナールを処方されました。

そのときの先生やナースの対応が電話越しに「痛いなら来れば?見れば不安もなくなるでしょ?」という言い方をされ、診察後も「ほら、なんともなかったでしょ?」といった言い方されてしまったので「これくらいの痛みではかかってはいけない」と強く思っていました。だから病院に連絡して良いのか迷ったのです。

ですが、私たち素人は何が危険で何が大丈夫なのか自分の体といえど判断が難しいです。初産となればなおさら。

ちょっとでも変化があれば病院に行ったほうが良いです。何もないと私のようにナースや医師に何か言われることあるかもしれませんが

我が子や自分に何かあってからでは遅いんです。

妊婦の1%しかならない病気。

でもその1%になることがある。

妊婦の身体は日に日に変わって行く だからちゃんと病院に相談してほしい と先生やナースに言われました。

常位胎盤早期剥離を経験し帝王切開で第一子を出産した話まとめ

本当は胎盤早期剥離なんて怖い病気、これから出産するプレママさんたちを怖がらせてしまうんじゃないかと思ってレポはしないつもりでした。

でも、もしあの時破水せずに朝まで前駆陣痛だと思い病院に行かなかったらと思うと本当に怖いです。

決して脅すつもりはないですが私のような見えない病気もあるということ妊婦さんはもちろん、これから妊娠出産を考えている全ての女性に(できれば男性にも)頭の片隅に置いてほしいと思ったのでレポさせてもらいました。

そして最後に…

ひな
すくすくとここまで大きくなってくれた息子。毎日、私のケアも欠かさず素敵なパパをしてくれている夫。暖かく見守りつつも全力でサポートしてくれる両親。
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう♡

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4 件のコメント

  • こんにちは!
    まずはママ1年間お疲れ様でした(笑)
    記事を読みながら涙が溢れてしまいました。
    病気の事もそうですし、術中事もその時のひなさんの気持ちまでしっかり書かれていて、心に響きました。
    そして、ひなさんの旦那様もまた、とても怖かったのではないかと思います。

    私も自分自身に子供ができた時、この記事を彼にも読んで欲しいし、読んで貰いたいと思いました。

    これからもブログ更新頑張ってください!
    ゆっくり待ってますから*\(^o^)/*

    • いつも応援ありがとうございます!
      公開するか1年間悩んだ記事だったのでそんな風に言ってもらえて勇気を出して良かったです。ちょこみさんの心に響いた、それだけで記事を書いた甲斐があります。こちらこそ本当にありがとうございます♡

  • はじめまして、出産を控えた妊婦です。
    予定日まで20日を切り、今までの妊娠経過はとても順調だったものの、高血圧が気になり始めています。(病院の先生とは、共有が図れています)

    そんな中、この記事を読ませていただき、とても参考になりました。公開してくださり、ありがとうございます。

    • コメントありがとうございます。お返事が遅くなり大変申し訳ありません。
      妊娠出産を無事に終えられるのは奇跡の連続だと身をもって感じています。その後、出産は素敵なものになりましたでしょうか?
      母子ともに健康であることを願っております。ありがとうございました♡

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    ABOUTこの記事をかいた人

    紅茶と可愛いものが大好きなママブロガー。2016年に結婚。アンバサダーホテルで挙式をしました!現在は2歳と0歳の2児のママをしています。自分をお姫様扱いして笑顔になろう!を合言葉に、家事育児・仕事に追われるママ・女性が自分を「お姫様のように」大切にし、自分で自分のことを幸せにしていけるそんな日々の工夫と手帳術を発信しています。